コラム
今日は粘液のう胞の患者さんが来院したので、動画で手術の様子を撮影してみました。
粘液のう胞とは、唾液腺の管が破れて唾液が漏れ出したりすることでできる嚢胞(袋状のもの)です。 下唇や舌の裏側によく見られますが、頬や口底部にもできることがあります。 粘液嚢胞は、痛みや炎症を伴わないことが多く、自然に消えることもまれにありますが、放置すると再発したりする場合もあります。なので基本的には外科的に切除するのが一般的な処置になります。
基本的に5mm程度の水胞が出来る粘液嚢胞は、
主に下唇の粘膜や頬の粘膜にできるものが多く、その次によく出来るのが舌下だそうです。
また口底に出来るものは「がま種」と呼ばれ、唾液腺の中でも大唾液腺の「舌下腺」の損傷によってできる粘液嚢胞だとのことです。
嚢胞が唇の真ん中に出来ることは珍しい症例で、左右のどちらかにできるのが一般的だそうです。
また、上唇にできることはほとんどないとのことです。
大きさは直径5mm前後で、半丘状に粘膜がぷっくり膨れ上がったようになるそうです。
粘膜と同じような柔らかさで、硬くなったりはしないようです。色も周りの粘膜と同じような色とのことです。
粘膜が傷ついた直後でない限り、痛みもないそうです。
原因
●粘膜を噛んでしまう
物を食べているときなどに誤って唇や頬の内側などを噛んでしまうことがありますね。
この時に粘膜を傷つけてしまい、この傷が治るときに、唾液を出す管が詰まってしまうことによって粘液嚢胞になると考えられています。
また誤って噛んでしまうだけでなく、下唇を噛む癖も粘膜を傷つける原因となるそうなので注意したほうがいいでしょう。
●口内炎
口内炎で粘膜が傷ついても同じように粘液嚢胞の原因となるようです。
口内炎の原因ははっきりとされてないそうですが、ビタミン欠乏、鉄欠乏、ストレス、女性の性周期、遺伝、栄養障害などが症状を悪化させる原因と言われています。
●歯の先端や器具があたる
歯並びが悪いなどの理由から、いつも同じところに歯の先端などがあたっていたり、または歯並びの矯正のための矯正器具や入れ歯などがあたって、粘膜を傷つけてしまう場合も同様に粘液嚢胞の原因として挙げられるそうです。
また、怪我をして歯が欠けたり、虫歯で歯に穴があいたりしても、その欠けて尖った部分が粘膜を傷つけることもあるそうです。
治療法は動画を見てもらえればわかりますが外科的に切除してしまうことが一般的です。
手術時間は普通10分から15分程度おわります。
もし口内炎がなおらない、できものができて、潰れてを繰り返してるなどあったら
一度あいあーる歯科にご相談いただければと思います。
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