コラム
口内炎って一度なるとなかなか治りにくくて嫌になりませんか?
今回は口内炎の病態、治療法についてお話していきます。
口内炎はいつの間にかできて、すぐには治りません。しみたり、痛みが出てつらい口内炎はさまざまな種類があり、適切なケアをすることが大切です。口内炎の症状が長引かないためにも、しっかりケアをして口内炎を治しましょう。
口内炎を治すためには、清潔で細菌が少ないお口の環境と規則正しい生活でバランスのよい食事を取って免疫力をアップすることが大切です。できることから口内炎の予防をはじめていきましょう。
目次
口内炎の症状はさまざまで、口の中の粘膜に痛みを伴う炎症を引き起こします。
いくつもできる場合もあり、頬の内側など広い範囲にできる炎症で痛みが出ることが多いです。
口内炎とひとくちにいっても、軽度から重度までさまざまな症状があります。
一般的に一番多くみられる口内炎はアフタ性口内炎で原因ははっきりしていませんが、「物理的刺激」「疲れによる免疫力低下」「睡眠不足」「栄養不足」などが考えられています。
白や黄色の膜で覆われた2~10ミリ程度の潰瘍ができ、食べ物がしみることがあります。通常は1~2週間程度で消えて、後も残りません。
なかなか治らない時や繰り返し同じ場所に口内炎ができる場合は、ベーチェット病などほかの病気や薬が影響している可能性があります。
口内炎は、歯医者を受診することをおすすめします。
お口の中の粘膜は代謝を繰り返して再生していますが、「睡眠不足」「栄養不足」が続くと代謝が上手くおこなわれず、粘膜の再生が低下します。
そうすると、荒れやただれになって肌にあらわれます。粘膜の健康に関わるビタミンBは、「疲労」「激しい運動」「ストレス」「体調不良」などで失われ、口内炎を引き起こしやすくなります。
そのため、規則正しい生活と栄養バランスの整った食事をしてリラックスして過ごすことが口内炎予防につながります。
歯並びなどが悪く、常に擦過している状態などにより傷になりそこから口内炎になっていくものがあります。
根本的には矯正治療をしたり歯を丸めてあげて接触をなくしてあげるのが大事です。
口の中には多くの細菌が生息して、お互いに牽制してバランスを保っています。
しかし、体調不良などでこのバランスが崩れると口内環境が変化して、特定の菌が増殖することにより炎症や口内炎を引き起こします。また、夏場に活発になるウイルスもあり、感染すると強い痛みと高熱が出る場合があります。
口の中は食事をする時などにウイルスや細菌の影響を受けやすいため、これらの増殖しやすい環境を防ぐために口内を清潔に保ちましょう。
口内炎が複数あったり、患部の範囲が広い時にも使用できます。
炎症部分に直接塗って口内炎を保護し炎症を抑えることを目的とした軟膏があります。
ステロイドを含んだものは即効性が期待できますが、ウイルス性の口内炎に使用すると悪化する可能性があるため気をつけましょう。
塗り薬を塗布する時には手洗いをして、歯磨き・うがいをして口内を清潔にしてから、綿棒などで少量を取り口内炎を覆うようにしましょう。
この時、塗りつけるのではなく、口内炎の上にのせるイメージで塗布しましょう。
貼り薬は、炎症が小さい部分に適しています。
触れると痛みが出る口内炎は、食べ物などの刺激に敏感なので、患部をしっかりカバーする貼り薬がおすすめです。
はがれにくいシートタイプのものや、自然に溶けるタイプのものなどいくつか種類があります。
ご自身の使用しやすいタイプの貼り薬を使用するようにしましょう。
歯科ではレーザー治療を導入しているところもあります。
口内炎のレーザー治療は炭酸ガスレーザーなどを照射して、殺菌・消毒をして炎症を和らげる方法です。
この治療は痛みが少なく、口内炎の治りが早くなることが期待できます。
歯科治療では神経の治療で根の中をきれいに殺菌する時にも使用しますし、お子さんでも受けることができる安全な治療です。
口内炎の大きさや範囲に関わらず服用することが可能です。
痛みや腫れを抑える鎮痛薬や、粘膜の働きを促進して健康な状態を保つビタミンが配合しているものもあります。
ビタミンを配合している緩和薬は、じっくり症状を緩和しながら口内炎を長引かせずに繰り返さないようにします。
食事ができないくらい痛みがある時も、錠剤を飲むことでビタミンのバランスを整えて粘膜の健康をサポートします。
また、緩和薬は疲労回復やニキビの改善、肌荒れなどにも服用される場合があります。
ビタミンが配合されている内服薬は、ドラッグストアなどでも販売しています。
市販薬を上手に活用してつらい口内炎を早く治しましょう。
口内炎になってしまった後も、正しい歯磨きとうがいでお口の中を清潔にして細菌が増えない環境を作ることが大切です。
そうすることが「悪化させない」「治りを早くする」ことにつながります。
歯磨きは食後に丁寧におこなって汚れを残さないように、デンタルフロスなどのデンタルグッズも取り入れましょう。
また、口内炎の部分には触れないように磨き、歯磨き粉やうがい薬も刺激の少ないものを使用しましょう。
うがい薬は刺激の少ない殺菌効果があるものを選ぶと、効果的に細菌を減らすことができます。
仕事や学校で歯磨きができない場合には、うがいをして汚れを落としましょう。
口内炎ができている時は免疫力が低下しているサインです。
細菌と戦う力が弱くなり口内炎ができてしまうため、十分な休養と栄養バランスの取れた食事をすることが大切です。
また、口内炎とストレスが大きく関係していることをご存知でしょうか?
強いストレスを感じるとビタミンBが大量に消費されてしまい、粘膜を保つことができずに炎症を引き起こすのです。
ストレスをためないような生活を心がけ、ご自分に合ったストレス解消方法をみつけておくことも大切です。
次のようなストレスを上手に発散できることを日頃から取り入れてみましょう。
口内炎に配合されている成分は「殺菌成分」「抗炎症成分」「消毒成分」があります。
また、粘膜を保護する作用があるビタミンB群を、食事やビタミン剤で補うことで症状を軽減することが期待できます。
⒈ビタミンB1
皮膚や粘膜の健康維持を助ける
⒉ビタミンB2
皮膚や粘膜を維持する働きとタンパク質や脂質の代謝を正常化する働きが新陳代謝を促します。
⒊ビタミンB2ga
欠乏すると皮膚炎や口内炎を引き起こします
⒋ビタミンB6
免疫機能を維持するために働き、皮膚や粘膜を正常に保ちます。
脂質・タンパク質の代謝を正常化して肌の新陳代謝を促します。
⒌ビタミンC
コラーゲンの生成により、毛細血管・皮膚・粘膜を正常に保ちます。
⒍ビタミンE
血行促進作用により患部のうっ血を助け、抗酸化作用により細胞の正常な働きを補助します。
もし口内炎でお悩みなら一度あいあーる歯科にご相談ください。
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