【歯牙移植ってご存じですか？】

機能していない親知らずなどの歯を歯がないところに移植して機能させる方法です。移植の成功率は約90～70％と言われています。 移植では顎の骨にドナーとなる歯を入れられるだけの穴を空けますが、ドナー歯が生着しい場合もありえます。

【適応症例】

適応症例としては誰でもやれますが成功率が高い因子はわかっています。

①女性　②若年層　③非喫煙者この３つがそろうと成功率が高いといわれています。

【移植した歯ってどれくらいもつの？】

自家歯牙移植の寿命 自家歯牙移植がどれくらいもつのか、これに関しては、一般的に5年～10年程度というのが平均的な目安です。

【移植ってどんな手順でおこなっていくの？】

移植後は歯と骨がくっつくまで２〜３週間安静にします。 親知らずを抜く際に、歯の神経は切断され死んでしまいますので、ある程度親知らずと骨がくっついた後、移植した親知らずの神経の治療（根管治療、歯の根の中の治療）を行います。 その後半年近くかけて、移植した歯と骨がくっつき、しっかりと噛めるようになります。

【保険適応されますか？】

ある一定の条件を満たせば保険適応で歯牙移植は可能です。

【症例】

この方は右上の７番目の歯が歯根破折しており左上８を抜歯後右上７部分に移植した症例です。

移植後のレントゲン写真です。

その後経過をみて根っこの治療をして最終的なお薬を詰めた状態です。

現在最終補綴をおこない経過をみている状態ですがしっかり生着している状態がレントゲンからもわかります。

もし歯がなくなってしまって歯牙移植したいとお考えの方は一度あいあーる歯科にご相談ください。