コラム
「埋まっている親知らずは抜く必要があるのか?」という疑問をおもちの方がいるのではないでしょうか。実は完全に埋まっている親知らずでも、抜歯が必要になる場合があるのです。
今回は、抜いたほうがいい親知らずの特徴や、埋まっている親知らずを抜くときの流れについて解説します。埋まっている親知らずを抜くべきか悩んでいる方や、親知らずを抜いたあとの注意点を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
親知らずの生え方は、大きく分けると以下の3パターンです。
まっすぐキレイに生える場合もあれば、顎の大きさに対して歯の本数や大きさが合っていないことで歯の生えるスペースが足りず、横向きや斜めに生える場合もあります。
まったく生えていない場合は、歯茎の中に親知らずが埋まっていると考えられます。レントゲン撮影を行うことで、埋まっている親知らずの位置や向きを確認することが可能です。
親知らずが生えていることで起こる口腔トラブルは、以下の4つです。
親知らずが生えていると、歯茎に炎症が起きやすいです。 特に、親知らずが横向きや斜めに生えている場合は、親知らずが隣の歯を圧迫して痛みが出ることや、腫れて膿が出ることがあります。傷になると細菌感染して熱が出るなど、全身的な症状につながる恐れもあります。
親知らずが生えていると、虫歯になりやすいです。
そもそも奥歯は歯ブラシが届きにくいため、磨き残しが多くなります。親知らずが横向きや斜めに生えている場合はすき間ができやすいため、食べカスなどの汚れが溜まりやすく、しっかりと歯磨きができていないと虫歯になるのです。
親知らずが生えていると、口臭の原因となることもあります。
前述のとおり、奥歯は歯磨きがしにくく磨き残しが多い部分です。歯の磨き残しで溜まった食べカスが原因となり、細菌が繁殖して口臭が発生します。また、親知らずによる歯茎の炎症で出る膿も、においの原因になります。
親知らずが生えていると、歯並びが悪くなることがあります。顎が小さく、歯が生えるスペースがない部分に親知らずが生えてくると、隣の歯が圧迫されてガタガタした歯並びになるのです。
親知らずが原因で歯並びが悪くなった場合には、原因となる親知らずを抜く必要があります。
以下の3つに当てはまる場合は、親知らずを抜いたほうがよいでしょう。
親知らずが原因で頬や歯茎に腫れや痛みがある場合は、早めに抜いたほうがよいでしょう。炎症が重症化する恐れがあるためです。悪化する前に歯科医院を受診しましょう。
顎に違和感がある場合、顎の中に親知らずが埋まっている可能性があります。親知らずが逆さまになって埋まっている場合や、埋まっている親知らずがほかの歯の根を圧迫している場合に違和感が出るのです。顎に違和感がある場合は抜いたほうがよいでしょう。
前述のとおり、親知らずが生えていると歯並びにも影響を与えます。親知らずが歯並びに影響を与えている場合にも抜いたほうがよいでしょう。歯並びが悪いと、虫歯になるリスクも高くなります。見た目だけでなく口腔内の健康にも関わるため、親知らずが生えていることで歯並びに影響が出ている場合は抜きましょう。
ちなみに当院ではこのような真横に向いている親知らずでも所要時間15分で抜歯することが可能です。
もし抜歯を検討されている方がいましたらお気軽にご相談してください。
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少しでも患者様にとってより良い歯科医療を提供するため、 第三者機関に依頼して患者様満足度調査を行っています。
率直なご意見をいただき、改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っております。
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