コラム
歯を強くぶつけると、いろいろな外傷をおこします。受傷原因としては、滑って転んだり、階段から転落したり、けんかや交通事故などがあげられます。また、幼児や学童では、遊戯中の転倒や子ども同士の衝突が多く、成人では、硬いものを噛んだことが原因になることもあります。
歯の外傷では治療後、何年もたってから歯根の先に病巣をつくったり、歯根の吸収や動揺をきたして脱落することもあるため、定期的に検診を受ける必要があります。
歯をぶつけた時など、歯や歯槽骨(しそうこつ)に目立った外傷もなく、単に一時的に歯根膜(しこんまく)の炎症のみをおこした場合をいいます。
安静にしていると、数日から1~2週間で治癒します。多くの場合、痛みを伴うため消炎鎮痛薬を必要とします。
歯の亜脱臼(あだっきゅう)(不完全脱臼 ふかんぜんだっきゅう)
外傷により歯が少し抜けかかったもので、歯根膜の一部が断裂して歯が動揺し、さわると痛みを訴えます。歯根の先端で歯髄(しずい)が断裂し、のちに歯髄壊死(しずいえし)をおこすことがあり、長期の経過観察を必要とします。
細いワイヤや接着性レジンを用いて、短期間歯を固定します。その後歯の神経の生死によって根管治療などが必要になる可能性があります。
歯の完全脱臼(かんぜんだっきゅう)
歯が歯槽(しそう)から完全に抜けて歯根膜が断裂した状態をいいます。また、歯が抜け落ちた場合は脱落といい、幼児や学童の外傷ではしばしばみられます。
歯を歯槽内に固定することにより、完全脱臼した歯でも助けることができます。また、脱落した歯でも、再植することにより元通りになる場合もあります。このためには脱落歯をできるだけ早くもとに戻すことが重要で、歯を乾燥させないように口のなかに含んだり、牛乳につけたりして歯科医を受診してください。
外傷や咀嚼(そしゃく)によって、歯に亀裂が入ったり、歯が折れたりすることをいいます。硬い食べ物をかんだとき、臼歯(きゅうし)が垂直に割れて痛むことがあります。破折の診断はつけやすいのですが、亀裂の場合は、原因不明の痛みとして扱われることもあるので注意が必要です。
歯冠(しかん)の一部が欠けた場合には、レジンや金属(インレー)でもとどおりに修復します。歯冠が大きく割れて歯髄(しずい)が露出しているような場合には、歯髄を除去(抜髄 ばつずい)し、根管治療を行なった後、歯冠を修復します。歯根が大きく折れたような場合は、保存は困難で通常抜歯になりますが、条件がよければ保存できる場合もあります。
歯が受傷したときに、歯槽のなかにめり込んだ場合をいいます。本来の位置にもどし、固定すれば多くは保存できます。ただし、後日、歯髄壊死(しずいえし)がみられたなら根管治療が必要となります。
このように歯の外傷においても多種多様な病態があり治療方法も様々です。「外傷」は最初の処置しだいで結果が大きく異なります。あいあーる歯科医院では外傷の程度を診断する上で大きな威力を発揮するCTを備えており、経験豊富な歯科医・歯科衛生士が待機していますので安心してご相談ください。
歯を強くぶつけると、いろいろな外傷をおこします。受傷原因としては、滑って転んだり、階段から転落したり、けんかや交通事故などがあげられます。また、幼児や学童では、遊戯中の転倒や子ども同士の衝突が多く、成人では、硬いものを噛んだことが原因になることもあります。
歯の外傷では治療後、何年もたってから歯根の先に病巣をつくったり、歯根の吸収や動揺をきたして脱落することもあるため、定期的に検診を受ける必要があります。
歯の打撲(だぼく)
歯をぶつけた時など、歯や歯槽骨(しそうこつ)に目立った外傷もなく、単に一時的に歯根膜(しこんまく)の炎症のみをおこした場合をいいます。
治療
安静にしていると、数日から1~2週間で治癒します。多くの場合、痛みを伴うため消炎鎮痛薬を必要とします。
歯の亜脱臼(あだっきゅう)(不完全脱臼 ふかんぜんだっきゅう)
外傷により歯が少し抜けかかったもので、歯根膜の一部が断裂して歯が動揺し、さわると痛みを訴えます。歯根の先端で歯髄(しずい)が断裂し、のちに歯髄壊死(しずいえし)をおこすことがあり、長期の経過観察を必要とします。
治療
細いワイヤや接着性レジンを用いて、短期間歯を固定します。その後歯の神経の生死によって根管治療などが必要になる可能性があります。
歯の完全脱臼(かんぜんだっきゅう)
歯が歯槽(しそう)から完全に抜けて歯根膜が断裂した状態をいいます。また、歯が抜け落ちた場合は脱落といい、幼児や学童の外傷ではしばしばみられます。
治療
歯を歯槽内に固定することにより、完全脱臼した歯でも助けることができます。また、脱落した歯でも、再植することにより元通りになる場合もあります。このためには脱落歯をできるだけ早くもとに戻すことが重要で、歯を乾燥させないように口のなかに含んだり、牛乳につけたりして歯科医を受診してください。
歯の破折(はせつ)
外傷や咀嚼(そしゃく)によって、歯に亀裂が入ったり、歯が折れたりすることをいいます。硬い食べ物をかんだとき、臼歯(きゅうし)が垂直に割れて痛むことがあります。破折の診断はつけやすいのですが、亀裂の場合は、原因不明の痛みとして扱われることもあるので注意が必要です。
治療
歯冠(しかん)の一部が欠けた場合には、レジンや金属(インレー)でもとどおりに修復します。歯冠が大きく割れて歯髄(しずい)が露出しているような場合には、歯髄を除去(抜髄 ばつずい)し、根管治療を行なった後、歯冠を修復します。歯根が大きく折れたような場合は、保存は困難で通常抜歯になりますが、条件がよければ保存できる場合もあります。
歯の嵌入(かんにゅう)
歯が受傷したときに、歯槽のなかにめり込んだ場合をいいます。本来の位置にもどし、固定すれば多くは保存できます。ただし、後日、歯髄壊死(しずいえし)がみられたなら根管治療が必要となります。
このように歯の外傷においても多種多様な病態があり治療方法も様々です。「外傷」は最初の処置しだいで結果が大きく異なります。あいあーる歯科医院では外傷の程度を診断する上で大きな威力を発揮するCTを備えており、経験豊富な歯科医・歯科衛生士が待機していますので安心してご相談ください。
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