歯の根っこの治療はした人はいますか？歯の根の治療はなかなか難しいといわれています。その理由をお話していきます。

①細菌の感染のコントロールが難しい

歯の根っこの治療は細菌をいかに減らしてコントロールするか？が大事になってきます。なぜなら歯の根っこの先が膿んだりするのはあらかた細菌が根の奥に侵入したためにおこる病気だからです。

ただし目に見えない細菌を取り除くのはどこまでがきれいでどこまでが感染しているのか？がわからないなか処置を進めていかなければならないのでそこが難しい原因です。

②根の形態が複雑

歯の根っこは形態が複雑ですどれくらい複雑かというと同じ人の歯の根っこでも形態は絶対に同じものがなくしかも根っこの先に行くにつれて【側枝（そくし）】とよばれる神経の管に枝分かれしており細くなった先は神の領域であり人間には触ることができない場所になっています。

③手探りでの治療

手探りでの治療とは見えない根っこの先をての感触で探っていくような繊細な作業のためどうしても難しくなるのです。真っ暗な闇の中で綱渡りをするのと同じように高度なテクニックが必要なため難しさに拍車がかかっています。

④根っこの治療の手順が複雑なため

根っこの治療の手順はこのような手順ですすんでいくのですがなかなかむずかしくて回数がかかるやり方なのでどうしても時間がかかります。

特に根っこの中を洗浄、拡大してお薬を入れていく手順がなかなか難しく回数、時間がかかるため感染のリスクがそこで高まってしまうため素早く迅速に処置をしなければならないため難しいのです。

このように根管治療と呼ばれる歯の根の治療はどうしても難しくなってしまうのです。

なのでなるべく虫歯にならないようにまた深くならないように気を付けるのが大事だと思ってください。